第3回学生社会人交流会 [日記]

第3回学生社会人交流会

22日、「笑門」本店で第3回学生社会人交流会が開催されました。今回の催しは「徳島県人会」も兼ねています。

社会人側は、南京在住の企業の方々、各大学の日本語の先生方などが参加し、とくに今回は「南京商工クラブ」の会長でもある南京富士通軟件技術有限公司(FNST)の長田格総経理、「徳島県上海事務所」の山川誠所長にも参加していただきました。学生側は、南京留学中の日本人留学生、南京の大学の日本語科在学生が多数参加しました。

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山川所長

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長田総経理

南京MAZDAの頼實桂さんの乾杯の音頭で催しはスタート。兎沢会長、山川誠徳島県事務所所長、長田格FNST総経理のご挨拶がそれに続きました。その後は、日本人が中国語で中国人学生が日本語でお互いに会話するなど、不思議な光景が繰り広げられました。そのおげで、自分の中国語や日本語に自信を持つようになった日本の方や中国人学生がきっとその中に生まれたことでしょう。

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宴もたけなわになってからは、参加者全員のスピーチがありました。とくに驚いたのは、中国人学生の日本語の流暢さ。みんなが目を見張っていました。徳島県事務所副所長の徳本篤之さんは、徳島県名物「阿波踊り」を披露してくれました。

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暖かい鍋を囲んで、アニメや日本のテレビドラマなど参加者の話は尽きませんでした。

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南京探訪第17回:FNST見学会(2014年1月18日 [日記]

南京探訪第17回:FNST見学会(2014年1月18日)

2014年最初の活動はFNST(南京富士通南大軟件技術有限公司)の見学でした。

FNSTは1995年から始まる、富士通と南京大学のソフトウェア開発の国際協力を前身とし、1999年に正式に設立されました。現在では社員約1300人を擁し、中国サービスアウトソーシング企業のトップ50社にも選ばれています。

今回は長田総経理の解説のもと、2013年夏に完成したばかりの第2ビルをはじめ、いろいろな施設を見学しました。新しいビルには地下駐車場をはじめ、屋上ガーデン、レクリエーション施設、日本語の本や映画のDVDなどを揃えている図書室、和室、ダンスルームなどがあり、とても充実していました。会社の中で、日本文化に触れる環境がこれだけある会社はなかなかないのではないかと感じました。
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 施設見学後は映写室で「プロジェクトX」を鑑賞。富士通の伝説の人物、コンピュータ開発のパイオニア池田敏雄氏の物語を見ました。

 その後は会社の食堂で懇親会を開催し、今回の活動を締めくくりました。
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 案内をしていただいた長田総経理をはじめ、FNSTの社員の方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。
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南京日本人会忘年会 [日記]

南京日本人会忘年会

21日、日本料理店「笑門」本店で恒例の日本人会忘年会が行われました。参加者は30名以上で例年にない盛り上がりを見せました。商工会関係の方の参加者が多かったのがこの盛会に繋がったものと思われます。ここからも、商工会と日本人会との協力体制がしっかりしてきたことがわかるでしょう。
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暖かいおでんは忘年会の定番

いつものように兎澤会長の挨拶で宴は始まり、続いて上海領事館の坂田領事、南京市外事弁の孫曼さんのお話がありました。孫曼さんからは「例の事件で、私の仕事は少なくなってしまいましたが、それでも細々とではあれ、友好の火は絶やさないように活動は行っていくつもりです」と力強いお言葉をいただきました。
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外事弁の孫曼さん

また、今月南京を離れることになった鈴木征四郎さん―最近話題となった『それでも私たちが中国に住む理由』の著者の一人―からも挨拶があり、10年以上にもおよぶ南京の思い出を語ってくれました。
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鈴木さんと兎澤会長

では、皆さん良いお年を!

第1回 南京日本人教師会「日本語100文字作文コンテスト」結果発表 [日記]

第1回 南京日本人教師会「日本語100文字作文コンテスト」結果発表

2013年下半期に開催された第1回南京日本人教師会「日本語100文字作文コンテスト」について、結果を発表いたします。今回のテーマは「夢」、応募数は70(応募校は12)でした。
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 賞状に教師会印を押す益満教師会会長

日本語100文字作文コンテスト 入賞者

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最優秀賞    施 芮   南京衛生学校
最優秀賞    管思远   南京林業大学
最優秀賞    陈紫沁   南京大学金陵学院

特別優秀賞   余姣姣   南京林業大学 
特別優秀賞   龚燕红   南京暁荘学院
特別優秀賞   张阿凤   南京大学金陵学院
特別優秀賞   张紫毫   南京大学金陵学院
特別優秀賞   赵珍珍   南京大学金陵学院
特別優秀賞   黄 恬   南京信息工程大学
                            (受付番号順)
優秀賞  61名

応募校  12校
南京暁荘学院  三江学院  南京衛生学校  南京工業職業技術学院
 南京航空航天大学  南京信息工程大学  南京大学金陵学院 
 南京旅遊職業学院  南京林業大学  南京林業大学南方学院 
 南通大学  南通大学杏林学院              (五十音順)


<最優秀賞に選ばれた3作品>
※公開するものについて、作者の許可は得てありますが、転載等の際には十分なご配慮をお願いいたします。




施芮(南京衛生学校)
小さい時見たあるアニメの男性の声が好きだった。ネットで調べたら、その声を出した人はなんと女性だった!不思議。しかしかっこいいと思った。私もそんな声を出したい。将来声優になり、いろいろな役に挑戦したい。

管思远(南京林業大学)
今は2421年、科学の発展と共に人の想像力が失われ、人は夢を見なくなった。人工の夢が造られた。発売すると人はその夢に夢中になった。しかし、人工の夢を見ると、現実に戻れなかった。世界はまた夢のない世界に戻った。

陈紫沁(南京大学金陵学院)
私の夢は、花火職人になることだ。女性なのにどうして花火職人なのだって?母は花火が好きだから。闇の中で光り輝く花火は夢と希望を象徴するような物だ。空で飛び散る虹色の夢で、母の口元を綻ばせたい。


 このコンテストは来学期も開催されます。来学期のテーマは「あたたかい」、締め切りは4月中旬の予定です。奮ってご応募ください。


第2回学生・社会人交流会 [日記]

第2回学生・社会人交流会

11月15日午後7時より南京師範大学花園飯店で第2回目の学生・社会人交流会が開催されました。今回は南京滞在の社会人の代表として、三菱重工、シャープ、キャノンなどの有名メーカーの方々および各大学の日本人教師が参加し、学生参加者は日本語専攻の学生のみならず南京留学中の日本人留学生も参加してくれました。

神田日本人会役員の乾杯の挨拶で宴は始まり、塩水鴨など南京名物に舌鼓を打ちながら和やかな会話が続きました。会話は日本語ばかりと思いきや、「せっかく留学生も来ているのだから、中国の学生と中国語で話してみたら」との声が上がり、中国語での熱心な会話も。いや、社会人の方も「勉強の成果を試してみようか」とこれに参加。テーブルはいっそう盛り上がりました。
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テーブルの上を見るとおや白酒が。日本の方にはこの臭いとアルコール度数はちょっと無理かなと思っていたら、「付き合いで飲まされるので」と社会人の方がコップを。いや、日本人も白酒を嗜むようになったのですね。これも日中交流の成果かもしれません。

中国人学生と話しているうちに、固定していた中国のイメージが変わっていくのも興味深いものでした。
「南京には飲茶ってないの」
「私たちは知りません」
そうこれは広東の風習。一口に中国料理といっても地域によって千差万別なのです。こんな小さなことも「お互いを知る」第一歩ですね。
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中国人学生の話しに熱心に耳を傾ける

次回の交流会が楽しみです。

南京柔道館 [日記]

南京探訪シリーズ:南京柔道館 2013.10.25

日本人会南京探訪シリーズは16回目を迎えました。今回は「日中友好南京柔道館」です。柔道館のご厚意により10月25日(金)午後8時、地下鉄・明故宮駅から程近い「南京市重競技運動学校」内の道場を訪問させていただきました。
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兎沢会長も稽古に参加

この柔道館は南京市と南京日本人会有志の熱意の下、日本政府の資金支援やロサンゼルス五輪金メダリストの山下泰弘氏の協力が実を結び、2010年2月にオープンしました。青島(2007年オープン)に続く中国で2番目。とても立派な道場です。子どもたちのキビキビとした礼儀正しい稽古風景が印象的でした。
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小さな子供たちの姿も
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稽古に熱が入る

<関連ニュース>
中国・南京市に日中友好柔道館が完成
http://www.news24.jp/articles/2010/03/02/10154534.html
南京「日中南京友好柔道館」支援事業
http://www.npo-jks.jp/activity/cat/activity_intercultural_f/

スメルジャコフと阿Q―ブンガク的な「文革」論 [日記]

スメルジャコフと阿Q―ブンガク的な「文革」論

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『カラマーゾフの兄弟』の日本版ドラマを見た。舞台を日本に置き換えたものだから「大審問官」や「イワンと悪魔の対話」のシーンなどはどうなるのだろうかと疑問に思っていたが、結構上手に処理をしていたと思う。「大審問官」のシーンは、アリョーシャとイワンの対話という形式はまったく同じで、大審問官そのものはさすがに言及されなかったが、原作の一部の話(子供たちが迫害される話)を利用していた。「イワンと悪魔の対話」のシーンは親父のフヨードルの亡霊がイワンの夢に出てくるという形で処理されていた。

さて、編者がそれ以上に注目していたのはスメルジャコフをどう描くのかということだった。召使という設定は原作と同じだが、ある意味では原作以上に、彼の惨めな出生の秘密や育てられた環境を描いていたように思う。彼のフヨードル、いやこの世に対する憎しみが巧みに演出されていたのである。擬似インテリ(インチキゲンチャ)の劣等感と真の知識人(イワン)に対する憧憬が彼を支配しているのだ。彼はこの世を憎みきっている。

さて、ここからはドラマはもちろん原作の範囲を超える話となる。編者は、この種の擬似インテリは多くの場合、人間の解放ではなく「この世を破壊する」ために「革命」を志すだろうと見るのだ。ここで阿Qが登場する。スメルジャコフは無数の阿Qたちにこう扇動するのだ。「お前たちが惨めなのはこの世のせいだ。この世を破壊せよ」と。そして、大義名分を得た無知蒙昧の阿Qたちはありとあらゆる破壊と愚行を行うだろう。

ふと思った。「文革」とはスメルジャコフたちが指導し阿Qたちが実行した「革命」ではないのかと。

留学生のための就職応援シンポジウム [日記]

留学生のための就職応援シンポジウム

10月19日、南京師範大学で、南京日本人会主催・南京日本商工会後援の日本企業就職応援シンポジウムが行われ、南京在住の日本人留学生のほか各大学の日本語科の中国人学生も多数参加しました。講師には伊藤忠商事の牧尾崇弘上海伊藤忠商事南京分公司長と長安マツダの川村修財務副総裁のお二人をお呼びしました。
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牧尾崇弘氏
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川村修氏

牧尾氏は「伊藤忠は非資源商社のトップとしていろいろな事業を世界で展開しています。環境保護事業もその一つです」と述べ、マレーシアにおける森林再生プロジェクトなどを紹介してくれました。川村氏は世界の自動車産業およびマツダの現状、中国における自動車産業などについて説明してくれた後、「私たちが望んでいる人材は積極性、考える力、チームワークの能力を兼ね備えた人たちです」と参加学生にアドバイスしてくれました。

質疑応答では「中国と日本では販売戦略が違うのか」、「日本語科卒の中国人社員の仕事は通訳・翻訳に限られるのか」など鋭い質問も出て、留学生や日本語科学生の就職への不安そして真剣さが感じられました。
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その後は懇親会です。神田日本人会役員の乾杯で始まり、中国語の難しさ、中国での面白い話・失敗談など「就職問題」だけにとどまらず、様々な話題が飛び出てテーブルは和やかな雰囲気につつまれました。
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日本人会ではこのような企画をさらに続けていきたいと考えています。

学生社会人交流会 [日記]

学生社会人交流会(2013年9月21日)

南京日本人会9月の活動は、大学で日本語を勉強している中国人の学生と、南京に来ている日系企業の社会人の交流会でした。

今回は会場がそれほど大きくないことから参加者を30名と設定し、学生15人、社会人15人を募集しました。この企画は今回が初めての試みで、運営側としてはうまくいくかどうか心配していましたが、予想以上の盛り上がりで、予定終了時刻の8:30になってもなかなか席を立とうとする人がいませんでした。結局9時になって、江寧区の大学に帰らなければならない学生が名残惜しそうに帰ったところでお開きとなりました。しかし、一部の社会人はその後も興奮冷めやらぬまま二次会に突入したそうです。
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写真<兎澤会長の開始の挨拶>

第1回の企画が大成功に終わったことから、第2回はいつありますか、という問い合わせもあります。できればまた年内に開催したいと思っています。
また、今回会場として使用させていただいた「勝家和風料理」は料理が美味しく、ボリューム満点でした。特に「骨付きソーセージ」「焼き餃子」は絶品でした。
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写真<料理の一部>

参加してくれた学生の皆さん、社会人の皆さん、ほんとうにありがとうございました。今回参加できなかった方も、次の機会にまた申し込んでください。

参考:今回の会場「勝家和風料理」
住所は洪武路199号長発銀座131舗
→新街口から羊皮巷を抜けた十字路の農業銀行の向かい側が長発銀座
長発銀座という大きなビルの南側から裏にまわったところにあります
電話(025)58991919

就職セミナー [日記]

就職セミナー―「企業はどんな人材を求めているか」
6月26日4時半より南京師範大学花園飯店で、上海伊藤忠商事南京支社長の牧尾崇弘氏とトヨタ自動車南京支社長の安里圭介氏をお招きして、南京日本人会主催の就職セミナーが行われました。テーマは「企業はどんな人材を求めているか」というものです。南京信息工程大学、暁庄学院、南京工業大学など各大学の日本語学科の学生が集まり、熱心に講師のお二人のお話に耳を傾けていました 。さらには日本の大学院に留学中の女性も参加してくれました。
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留学先の京都から来てくれた陳小姐

伊藤忠の牧尾氏は、「去年、10数名の外国人(うち中国人4名)を本社枠で採用した。現地採用にこだわるのでなく本社(日本)採用にも挑戦してほしい。また、現地の言葉と日本語だけでなく、英語の力とコミュニケーション能力も必要だ」と強調し、トヨタの安里氏も「コミュニケーション能力と仕事に対する自分の考え方をしっかり持つこと」の重要性を語ってくれました。
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トヨタの安里氏

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伊藤忠の牧尾氏

質疑応答の際は、学生から「現在の日中関係は売上に影響を与えているのか」など鋭い質者も出て、就職というものへの学生たちの真剣さがうかがわれました。
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その後は懇親会へと移り、益満日本人会副会長の乾杯の音頭をきっかけに、和やかに日中交流そして企業-学生の交流が始まりました。
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