南京近現代史めぐり(2)美齢宮と抗日航空博物館(2015年8月30日) [イベント]

 2015年8月30日(土)南京近代史探訪の第二弾として日本人会の小林会員の解説案内のもと中山陵近くに位置する美齢宮および抗日航空記念館を見学しました。

 美齢宮は1933年に中華民国政府主席官邸として建てられた国家重要保存建築物で、蒋介石・宋美齢夫妻が利用するようになったことから「美齢宮」と一般に呼ばれるようになりました。

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 午後1時、美齢宮入り口に集合したメンバーは小林会員によるくわしい解説を聞きながら、当時使われていた受け付け、事務室、寝室、シャワー室、食堂、そして国賓用の迎賓館として使われていた場所など施設のひとつひとつを見てまわりました。同時に宋三姉妹の生涯についても知ることができ有意義な見学となりました。

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 その後、地下鉄2号線大行宮駅前のバス停で313路のバスに乗り抗日航空記念館へ向かいました。南京抗日航空記念館は2009年9月に開館しました。またその近くには、1932年に当時の中国政府が170人余りの中、米、ソ連らの中国の空を守った人々の遺骨を埋葬した南京航空烈士公墓と1995年に内外3300人余りの戦士らの名を刻んだ航空烈士記念碑があります。

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 ガラス張りの四角錐の建物が印象的な抗日航空記念館に入ると、当時使われていた戦闘機がまず目に入ります。時間の都合ですべての展示を見てまわることはできませんでしたが、ここでも小林会員の案内のもと当時の資料、写真などの展示を見て、当時の戦況やこの戦争に関わった多くの人々、そしてなにより犠牲となった人々について知り、考えることができました。戦後70周年だからというわけではありませんが、自分にとってとてもいい機会だったと思います。(YO)

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