江寧織造博物館と六朝博物館の見学 [日記]

江寧織造博物館と六朝博物館の見学
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22日、南京日本人会主催の「江寧織造博物館と六朝博物館」の見学会が行われました。「江寧織造博物館」は南京名産の「南京雲錦」の博物館で「紅楼夢博物館」も併設されています。『紅楼夢』の作者、曹雪芹の一家は三代にわたって南京雲錦を管轄する江寧織造の役職についていたという関係から、紅楼夢博物館が併設されているわけです。

一行はまず特別ギャラリーの玉石展示を見学した後、紅楼夢博物館に入場しました。『紅楼夢』は(『石頭記』とも言う)、中国を代表する一大恋愛小説で、よく日本の『源氏物語』と対比されます。
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ヒロインの林黛玉

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テレビドラマでの林黛玉

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舞台となった大観園の模型―たくさんのきれいな女の子がいっしょに住んでいました

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館内にはこんな庭園も



続いて南京雲錦のギャラリーへ。清朝政府は南京雲錦を手厚く保護し、それを管轄する江寧織造という役所をこの南京に設置しました。南京雲錦は遠く清朝支配下のチベットやモンゴルの王侯のもとにも送られたそうです。
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小朋友たちが雲錦の図案をデッサンをしていました

次に、場所を換えて総統府隣の六朝博物館へ。六朝とは、三国呉・東晋・宋・斉・梁・陳の六つの王朝を指し、すべてこの南京(建業、建康)を首都としました。倭王武(雄略天皇と考えられる)は宋朝に使いを送りましたが、その時の上表文こそが、日本の高校の歴史教科書に必ず載っている「倭王武上表文」です。日本と南京との関係は意外と古いのですね。
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南京市政府は、今総統府を中心とした長江路を歴史と文化の施設の町並みに開発しようとしています。ほかにもいろいろ文化施設が設置されていますから、休日にこの長江路を散歩するのも一興でしょう。

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