ママ先生奮闘記2 [生活]

ママ先生奮闘記2

中国の幼稚園・・・ピンキリです。

有名幼稚園、近所の幼稚園、公立の幼稚園、庭のない託児所のような所など・・・
最近は年長さんになったら幼稚園には通わず
小学校入学のための塾に朝から夕方まで平日通うというおうちもあるそうです。
最近シュタイナー教育を行っている幼稚園が
南京だけでも4園もあるということも聞きました。

どこに通わせるかで将来が決まるとまでは言いませんが
「とりあえず近所でいいや」という親は少ないと思います。


4年教育が一般的でしたが
今年から規則が変わり、
公立幼稚園では一番小さな学年のクラスを開かないことになりました。
それで3年間だけ通わせるという子供が多くなりました。

クラスは30人程度の児童に二人の先生+生活の先生の三人体制です。



授業内容について紹介します。

絵画の時間では
先生がお手本を前に貼って、描く手順を説明します。
それから子供が描く。
色や大きさは違えど、基本みんな同じ絵です。

水墨画を教えてくれるところもあります。

描く手順をかなり長い時間をかけて段階を追って仕込むので
かなり複雑なものも描けるようになります。
これのすごいところは、クラス全員が描けるようになるところだと思います。
さすが世界の工場!
(でもみんな同じ絵ってどうよ?と思いますよね)


例えば「自転車」
1.まず実際の自転車を教室に持ち込んで観察させ、部品の名前や形を学習します。
2.次に各パーツごとに描きます。
 よく観察させて描かせているようです。
 「今日はサドルとボルトを描いた」なんて言うので、
 最初は「何をやっているんだ?」と思っていましたが。。。
3.最後に、実際の分解されてない自転車を描きます。
 かなり詳しく描いてきます。

課題を出されて毎日一人は発表するという時間もあります。
覚えたり、資料を用意したり、練習に付き合ったり
子供も大変ですが、親も大変。
物おじせずにある程度の人数の前で発表する習慣はつくと思います。
毎日クラスメートの発表を聞いてるので最初の挨拶なんか慣れたものです。
事前に準備した内容を発表させる授業って、
日本では小学校でもあまり聞かないですね。

園庭は狭いので外で走り回って遊ぶという時間は
あまりないと思います。
だから中国の子供はポチャポチャかガリガリ。


送り迎えはおじーちゃん、おばーちゃんがする家が多いです。
幼稚園ではおやつを食べてるのですが、
お迎えの時には
手にバナナやヨーグルトなどを仕込んで
門が開くと我先にとなだれ込みます。
ちょっと危ないです。私は少し波が収まってから入ります。
一番にお迎えすると孫がよろこぶのでね
気持ちはわかりますが・・・


放課後はみんな習い事に行きます。
月曜日はピアノ
火曜日はバレエ
水曜日は囲碁
木曜日は英語
金曜日は絵画
なんて具合です。

みんな一人っ子で両親共働き、
祖父母と家に置いておいてもテレビを見るだけなので
それなら「習い事に通ってお友達と一緒に過ごすほうがいいだろう」ということのようです。
だから「毎日練習しなさい!!!」とか
小学校になっても中学校になってもずっと続ける
ということでもないようです。


小学校も幼稚園も特別なところに行かないかぎり
どこも似たり寄ったりの日本と違い、
中国では子供の親同士の会話では
はどこの幼稚園に行っているのか
どこの小学校に入れるのか、
そして
いくら用意したか、どんなコネを駆使したのか
そんな話題に事欠きません。

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