「先鋒書店」―南京のインテリさん御用達 [日記]

「先鋒書店」―南京のインテリさん御用達

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多分60年代にソ連との戦争を考えてのことだろう。広州路には五台山の麓を掘り起こした防空壕がある。それが今ではビリヤード場やバーに変身している。その元防空壕中にこの書店はある。南京の文化センター南京大学の近く。ということで、店には学生や教師の姿が多い。何より店の老板自身が南京大学の出身である。こう言っただけで、書籍の豊富さは想像できよう。一般書店には見られないポストモダンなどの先端(まさにアバンギャルド=先鋒)文学・思想関係の本が汗牛充棟だ。日本のジュンク堂や丸善を想像されたい。
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老板は文化活動にも熱心らしく、著名な文学者や研究者を呼んで店内で講演会を開催している。その一環として日本人の留学生が日本文化を紹介したこともある。特記すべきは、日本関係の書籍が多いことである。「日本語コーナー」が本棚の一角に設けられており、日本人・日本文化論の古典の中国語訳、日本の歴史物語、日本滞在経験者による日本についてのエッセーなどが目を惹きつける。 
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店内には読書席もあり、静かな雰囲気の中で買ったばかりの本を、時間を気にせず熟読することができる。さらにゆったりとした気分に浸りたい人のためには喫茶コーナーがあり、コーヒー、紅茶をすすりながら自分だけの時間を過ごすことができる。
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